思わぬ事情で結婚式がキャンセルに！？キャンセル料や手順について解説します
式を挙げる二人やゲストにとって素敵な思い出になるよう、何ヶ月もかけて準備してきた結婚式が、予期せぬ事態でキャンセルに！
考えたくはないですが、ありえない話ではないんです。
結婚式に様々な契約事があることを理解して、冷静に対処していくことが重要です。
今回の記事では、結婚式のキャンセルについて役立つ情報をご紹介します。
目次
結婚式のキャンセル料ってどのくらいかかるのかしら？
もし結婚式がキャンセルになった場合、キャンセル料は数十万円～数百万円のかかることがあるんですよ。
そんなにかかるの？！
結婚式の準備をする際は、キャンセル料についても知っていたほうが良さそうね。
そうですね。ではまず、結婚式のキャンセルについて知っておきたい内容を順番にご説明しましょう。
#1 なぜ結婚式がキャンセルに？！主な理由と体験談
時間やお金をかけて準備した結婚式がキャンセルに？！
なぜそんなことが起きるのでしょうか？それにはこんな理由があるんです。
上記のような場合、結婚式をキャンセルしなくてはならないことも。
式場側の契約違反やミスなどで結婚式が開催できないケースを除き、主催者側の都合でのキャンセルでは、キャンセル料が発生します。
♦︎【体験談】私達はこんな理由で結婚式をキャンセルしました
実際に結婚式をキャンセルされた方々の体験談をまとめました。
「結婚式と披露宴に必要なものがセットでこの見積もりです！」と言われ、
安いなーと思い契約。
実際は、質素なものを集めたセットで、オプションを付けるという話に。
結果、見積額が何倍にもなったので、キャンセルしました。
契約時にはできると言われていた料理が、途中からできないと言われてしまったので、
キャンセルをして他の式場で式を挙げました。
結果的にキャンセル料は無しでしたが、そのやり取りに一ヶ月ほどかかり、大変な思いをしました。
お互いの両親の意見が合わずに一度キャンセルすることに。揉めているうちにキャンセル料が増えてしまうので、お互いが納得してから式場にお願いすることにしました。
結婚式のキャンセルは、金銭的にも身体的にもとても負担になります。できれば避けたいですが、準備をしているうちに「担当者から聞いていたことと違う」「親族と意見が合わない」といった内容で、止むを得ずキャンセルといったこともあるようです。
式場とのトラブルも多いのね…。
実は、そうなんです。国民生活センターへの結婚式についての相談は、9割近くがキャンセル料に関するものなんですよ。
そんなに多いの？！トラブルを防ぐためにできる事はあるのかしら？
はい！ぜひ確認してほしいポイントがあります！
あの時ああしていれば…。と後悔しないように心得ておくべきことをご説明しますね。
#2 最初が重要！契約時にキャンセルの確認を
結婚式のキャンセルについての説明は、契約時にあります。
契約書は、文字が小さくて読みたくない気持ちも分かりますが、後になって後悔しない為にもがんばって！
スタッフの方と一緒に確認すると、分かりにくい内容もすぐに聞けるので良いですね。
契約の際には、口頭で確認したことは、必ずメモなどに残しておきましょう。。
キャンセル料金が高額になりやすい結婚式では、式場と依頼者が揉めてしまい裁判沙汰になることも少なくありません。
お互いのためにも、記録に残しておくと良いでしょう。
下記のようなキャンセルポリシーが各式場で用意されていますので、必ず細部まで確認しましょう。
♦︎キャンセルポリシーの一例
契約書はしっかり確認しましょうね！。
次は、結婚式の契約についてご説明していきます。
#3 結婚式の「仮契約」と「本契約」の違いって？
結婚式の契約には「仮契約」と「本契約」の2種類あります。
♦︎「仮契約」
ブライダルフェアや見学会でいくつかの会場を回っている期間、お気に入りの会場を数日から数ヵ月間（※期間は式場による）キープできます。
仮契約は費用がかからないことがほとんどです。しかし、稀に会場によっては仮契約金（5万円〜10万円が相場）の支払いがあり、他の式場で決定した場合にはキャンセル料（仮契約金の半額、もしくは全額）が発生します。仮契約を結ぶ際に、各会場に確認しましょう。
♦︎「本契約」
会場と正式な契約を交わし、費用の一部の支払い・式場の予約・料理・引き出物などの準備を始めます。結婚式のキャンセル料は、この本契約から発生することが一般的です。
本契約からキャンセル料が発生する理由の一例には、このようなことがあげられます。
♦︎本契約後にキャンセル料が発生するワケ
スタッフや担当者の人件費
式場との本契約後、本格的に担当者との打ち合わせが始まります。
結婚式がキャンセルになったとしても、当日に向けて打ち合わせや発注業務など、担当者やスタッフの労力に対しての人件費が発生します。
発注済みの品物にかかる費用
結婚式には衣装・引き出物・映像・装花など、さまざまなものを用意します。
特に個人名の入った品物やオリジナルの映像などは、使い回すことが不可能なため、買い取りということになります。
日にちを押さえる予約料
式場側は、先に契約した方を優先して日にちを確保するので、あとに希望された方はお断りしています。もし、キャンセルになった場合、本来得られるはずだった利益を損失していますので、その分がキャンセル料として発生します。
当日を迎えるまでに発生した料金や、契約を済ませている内容がある場合は、キャンセル料がかかるという認識でいると良いでしょう。
では、ここからは本題である「結婚式のキャンセル料がいくらかかるのか」という内容について説明していきますね。
#4 キャンセル料の目安と相場
♦︎結婚式のキャンセル料の目安
※あくまでも目安です。式場や結婚式の内容によって異なります。
♦︎結婚式のキャンセル料の相場
結婚式のキャンセル料は、主に見積額の何%と計算されます。結婚式当日の約6ヵ月前から発生するケースが多く、当日に近づくにつれて金額が高くなっていきます。
キャンセル料の主な内訳は、
結婚式当日の約150日前〜10日前までは、引き出物や準備のための人件費。
10日前〜当日までは披露宴の会場費用。さらに発注後にキャンセルが出た場合、処分されてしまう生花・飲み物・料理などが用意されるため、金額がグッと上がってきます。
♦︎心配なときは「ブライダル保険」に加入しよう
ブライダル保険とは、結婚式のキャンセル料や、当日のトラブルで支払いが発生した場合の補償をしてくれる制度です。
貸衣裳の破損や、会場の設備を壊してしまった際の支払いにも対応しており、加入することで安心して結婚式の計画を立てられるでしょう。
結婚式の保険の一部にはこのような商品もありますので、気になる方は是非ご覧ください。
| 保険名 | 特徴 |
|---|---|
| 結婚式総合保険「佳き日のために」 | 8万組が利用した結婚式総合保険 挙式前と挙式当日の両方が補償対象 |
| ブライダル総合保険「Happy Wedding」 | 祖父母の方まで対象にするオプション（ワイドプラン）を付けられるのが特徴 |
| 結婚式あんしん補償制度 | 自社運営の式場で挙式をされる方向けに独自に提供している保証制度 |
| ゼクシィ保険ショップ | 挙式当日に加え、別サービスで傷害総合保険もあり、ハネムーンや新生活のアクシデントにも対応 |
参考： 結婚式保険比較note
もしも突然、結婚式がキャンセルになってしまったら、冷静に対処していくことが重要です。 キャンセルの連絡をしなかったことで、後日キャンセル料の依頼が来て気がついた！ということにならないためにも、手順を知っておくと良いでしょう。
#5 結婚式がキャンセルになった場合の手順
何度も会場に足を運んだり、忙しい合間を縫ってプランナーさんと打ち合わせをしたり…。そんな努力もむなしくキャンセルは突然やってくるのです。
悲しいですがクヨクヨしていられません！なぜならば、先延ばしにするほどキャンセル料は高くなってしまうのです！！
では、キャンセル時にご自身ですることをご説明していきます。
1）キャンセルが決まったら早急に式場に連絡を入れましょう。
決まり次第早めに連絡することで、キャンセル料の支払額を抑えることができます。
2）キャンセル料は見積金額から計算されます。見積書を確認しながらキャンセル料に必要な情報をリストアップしましょう。
ここで重要なのが、式場以外で注文している品などがないかということです。キャンセルし忘れていた！なんてことにならないよう、漏れが無いか確認しましょう。
3）ゲストに招待状を送っている場合は、中止になる旨をまず電話やメールで連絡します。
キャンセルの内容にもよりますが、きちんとお詫びの言葉を述べましょう。
伝える順番は、主賓や目上の方からで、電話やメールで連絡した後は、「詫び状」を送るとより丁寧で気持ちが伝わります。
結婚式の内容によっては、他に手順がある場合があります。準備段階で、発注しているものや契約している項目をまとめておくと整理しやすいでしょう。
やることがわかっていると安心だわ。
キャンセルといえば、最近はコロナ禍での結婚式のキャンセルも増えているわよね。
はい。新郎新婦や、どうしても参加してほしい親族やゲストの方が感染した際に、キャンセルすることが多いようですね。
残念だけど、しょうがないわね。
新型コロナウイルスは自然災害だからキャンセル料は支払わなくて良いのかしら？
それが、一概に自然災害として認識されているわけではないんです。
では、コロナ禍の結婚式でのキャンセル事情についてご説明しますね。
#6 コロナ禍での結婚式キャンセル料事情
近年、新型コロナウイルスによる理由での結婚式キャンセルが増加しています。
結論をいいますと、新型コロナウイルスによるキャンセル料の発生は、式場によって全く異なります。
・止むを得ない理由として全額免除（期間がある場合に適応されることが多い）
・実費のみの支払い
・自己都合として全額キャンセル料の支払い
・後日に延期として、当日の会場費用だけキャンセル料の支払い
などさまざまあります。
中には、キャンセル時に式場側と主催者の意見が合わず、裁判になることも少なくないようです。
♦︎キャンセルにならないために！コロナ禍で結婚式を行うコツ
1.少人数の式にする
2.結婚式の総額を抑える
3.延期のことも考えて準備する→延期に関する相談を会場に事前にしておく
4.式は新郎新婦と家族で挙げて、周りの人にはZOOMや、結婚式の動画を送るなど対面でない結婚式プランを考える
などがあげられます。
インターネットでコロナ禍での結婚式体験談を調べたり、実際にコロナ禍で結婚式を行った式場で話を聞くのもとても参考になりますね。
少しでも不安が少なく準備から結婚式当日が迎えられるよう、事前に調査しておくことをおすすめします。
結婚式のキャンセルについていろいろ知ることができて安心したわ。
それは良かったです！万が一の備えをしっかりしたうえで、ステキな結婚式になるよう応援しています！
まとめ
結婚式のキャンセル内容・対策・キャンセル料の相場についてご紹介しました。
結婚式のキャンセル料に関してのポイント
・結婚式のキャンセル内容・対策・キャンセル料の相場についてご紹介しました。
・結婚式のキャンセル料に関してのポイント
・後に式場と揉めないために、契約書類をしっかり確認して内容をメモに取る
【一般的な結婚式のキャンセル料】
| キャンセル料が発生する時期 | 費用 |
|---|---|
| 式から150日前 | 申込金 |
| 式から120〜前日まで | 見積金額の10〜80％の金額 |
| 式当日 | 式費用の100％の金額 |
さらに、キャンセル料を負担してくれるブライダル保険のことや、ご自身が行う結婚式では、どの時期からいくらのキャンセル料が発生するのかを事前に知っておくと、トラブルなどが起こってもスムーズにキャンセルできます。
また、各式場のコロナウイルスに関してのキャンセル事情も合わせて確認すると安心ですね。
ぜひ結婚式の準備や、急なキャンセルが発生してしまった時にお役立てください。
- 「感動ムービー」のポイントとアドバイス (7)
- BGM (1)
- アンコール！上映レポ (2)
- オリジナル制作 (6)
- ハウツー (19)
- 余興 (5)
- 自作ムービー (7)
